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Miss Tati──遂に、タティ!



 ミス・タティ……と書いて、いや、しかし、と思う。“Jacques Tati”が“ジャック・タチ”なら、“Miss Tati”は“ミス・タチ”と書くべきではないのか。このアーティスト名をカタカナで書く日本人は恐らく私が初めてである。どちらを採るべきか。しばし悩んだ末、原音になるべく近い表記をする現在の日本の洋楽業界の慣習に従って、“ミス・タティ”と書くことにした。

 でも、私は彼女のことを心の中では“タチさん”と呼んでいる。彼女の音楽やキャラには、そんな日本語の語感と“さん”付けがしっくり来るような親しみやすさと風格があるからである(私の知り合いによく似た顔立ちの女性がいるせいもあるが……)。デビューから3年。これまで傑作シングルを連発してきた彼女が、'17年5月26日(大安)、超待望の1stフル・アルバムを発表した。タチさん、遂に!

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擬似シャーデーに気をつけろ(その5)



「プリンスの恩恵は計り知れない。私たち音楽を愛するすべての人間にとって、彼は恵みであり続けるだろう。彼は私にとって常に大きな存在だった。『パープル・レイン』をこっそり観たときから私の人生が変わった。やがてプリンスはNPGのショウに私を迎えてくれ、光栄にも私は一度、彼に会うことができた。彼はとっても気さくだった。すごく面白くて、優しくて。その後、彼が自分のアルバムで私の曲を取り上げてくれた。信じられなかった! またどこかで会いたかったけど、彼はもういない。偉大な人たちがどんどんいなくなっていく。プリンスのような人はもう現れないだろう。私たちが何とかより良い音楽を作っていけますように。商品である前に、優れた作品として」(22 April 2016 @alicesmithmusic

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Buikaの新作『Para Mí』を聴く


PARA MI
Digital: Warner Music Spain, 12 May 2017

Ni Contigo Ni Sin Ti / Dios De La Nada / Para Mí / Pizzica Di Torchiarollo / Hijos De La Luna

Produced by Concha Buika


 3月の来日公演が最高だったブイカ。あれから2ヶ月経った'17年5月12日、『Vivir Sin Miedo』(2015)に続く彼女の新作『Para Mí』が配信リリースされた。彼女のキャリアでは初となるEP。来日公演の感動を思い出させてくれる嬉しい作品だ。

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山口百恵──謝肉祭 93



 アフロ・スパニッシュ新世代、ブイカの来日公演について書き終えたところで(2ヶ月もかかってしまった……)、フラメンコ繋がりで、ひとつ山口百恵の曲を取り上げることにしたい。

 '80年の芸能界引退から10年以上経った'90年代前半、山口百恵の曲のニュー・ヴァージョン集がシリーズで発売されたことがあった。過去のヴォーカル音源と新たなオケをミックスするという、物故アーティストでよくあるリミックス/リイマジン的なリメイク企画である。'70年代のオリジナル版を手掛けていた音楽プロデューサーの川瀬泰雄と編曲家の萩田光雄が中心になって制作した百恵の旧曲のニュー・ヴァージョンは、『百恵回帰』(1992)、『歌い継がれてゆく歌のように〜百恵回帰II』(1993)、『惜春譜』(1994)という3枚のアルバムを生んだ。それら計27曲のリメイク版は、後に『コンプリート百恵回帰』(2005)という2枚組CDにまとめられている。

 以前にもちょっと紹介したことがあるが、その中の1曲、『歌い継がれてゆく歌のように〜百恵回帰II』で発表された「謝肉祭」の'93年リメイク版が実に素晴らしいのである。これは是非、洋楽ファンにも──ジョージ・マイケルではないが──偏見なしに聴いてほしい。

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Buika @ Sumida Triphony Hall 2017



 ブイカのコンサートを再び観た。

 大感動のブルーノート東京公演から3日後の'17年3月7日(火)、今度は錦糸町のすみだトリフォニーホールで“シンフォニック・スペシャル・ナイト”と題された彼女の特別公演が行われた。

 通常のバンド編成でのツアーと並行して、ブイカは'12年から世界各地で現地オーケストラと共演する〈Sinfónico〉というコンサートを断続的に行っている。その日本版となる今回の公演で彼女と組んだのは、会場のすみだトリフォニーホールを本拠地とする新日本フィルハーモニー交響楽団。'72年に小澤征爾によって創設され、クラシック分野での活動の他、イングヴェイ・マルムスティーンとの共演や、ジブリ映画(『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』)の劇伴などでも知られる多彩な表現力を持つオーケストラだ。

 ブイカ・バンドによる前菜的な第1部、ブイカ・バンドと新日本フィルが共演するメインディッシュの第2部、そして、デザートと言うにはあまりにも濃密で感動的だったアンコール。スペインの“ソウルフード”=フラメンコをベースにしたブイカの音楽を、特別仕立てのフルコースで味わうような大変に贅沢なコンサートだった。

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