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Smooth Operator [video]

SO1
SMOOTH OPERATOR (1984)
Directed: Julian Temple

 セックス・ピストルズの記録映画『グレート・ロックンロール・スウィンドル』(1979)で監督デビューを果たしたジュリアン・テンプル。ローリング・ストーンズやデヴィッド・ボウイのPVを手掛けたことでよく知られる、'80年代を代表するヴィデオ監督のひとりである。後に監督した劇場映画『ビギナーズ』(1986)には、ボウイやレイ・デイヴィスらと共にシャーデーも出演(サントラにも参加)しているので、ファンにはお馴染みだろう。彼が手掛けたシャーデーのPVとしては、これが唯一の作品となる。

 ヴィデオは12インチ盤に収録されている「Smooth Operator」~「Red Eye」のメドレーをフィーチャーした長尺もの。ジュリアン・テンプルらしい奥行きのある陰影の濃いフィルム映像で、テレビ映画のような趣の作品に仕上がっている。ジョン・ランディスが監督したマイケル「Thriller」(1983)を筆頭に、PVを短編映画仕立てにするギミックが当時は流行っていた。テンプルもそうした作風で人気を博したヴィデオ監督で、この作品にも「Smooth Operator」の歌詞に触発されたクライム・サスペンス風の物語が盛り込まれている。

 アデュのイモ芝居も今では微笑ましいこの短編映画のプロットを、以下で順に追ってみよう。

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Dorothy Dandridge (part 3)

Carmen
カルメン(1954/米)
CARMEN JONES
監督:オットー・プレミンジャー
音楽:オスカー・ハマースタイン二世(詞)、ジョルジュ・ビゼー(曲)
出演:ドロシー・ダンドリッジ、ハリー・ベラフォンテ、オルガ・ジェイムズ、パール・ベイリー、ダイアン・キャロル、ジョー・アダムズ
製作:20世紀フォックス


 ドロシー・ダンドリッジを紹介しておいて、やはり『カルメン』についてきちんと触れないわけにはいかない。何と言っても、現在日本で観ることのできるダンドリッジのまともな出演映画はこれだけなのだ。彼女の決定的代表作……ということになっているが、さて、果たして本当にそうなのか。

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| Diva Legends | 00:30 | TOP↑

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How to make Sade cocktails

Red Eye
Red Eye
tomato juice - 1/2 glass
beer - 1/2 glass

 「Smooth Operator」とメドレーで演奏されるインスト曲「Red Eye」。酒好きなら知っている通り、このタイトルはカクテルの名称でもある。

 作り方は至って簡単、トマト・ジュースとビールを半分ずつ注いで混ぜるだけ。トマト・ジュースを使ったカクテルでは、ブラッディ・マリー(ウォッカのトマト・ジュース割り)に次いで有名な一品である。

 “レッド・アイ”とは、二日酔いや寝不足などで充血した目のことを意味し、このカクテルも迎え酒としてよく知られている。本来は卵黄を落とすようだが、入れないのが一般的(卵黄が目のように見えるのが命名の由来らしい。海外サイトを見ると、ウォッカを1ショット加えるレシピがポピュラーなようだが、本来はどちらなのか)。ビールの苦味とトマトの酸味が溶け合った爽やかな味わい……らしいが、私はトマト・ジュースが嫌いなので、飲んでみようと思ったことすらない。

 「Red Eye」という曲名の由来が、このカクテルにあるかどうかは定かでない。他に面白いところでは、ウィキペディア英語版によると、コーヒーにエスプレッソを1ショット入れたものを、やはり "red eye" と呼ぶという(2ショットで "black eye"、3ショットで "dead eye" だそうな)。しかし、初期シャーデーのジャジーな音楽性に照らすと、「Red Eye」はどうしてもカクテル名と結びついてしまうのである。

 実際、「Smooth Operator」とメドレーにされているもう一方のインスト曲「Snake Bite」も、同じくカクテルの名称だったりする。しかも、「Red Eye」同様、ビールを使うカクテルである。曲自体の知名度にも言えるかもしれないが、レッド・アイは知っていても、スネーク・バイトは知らないという人は結構多いのではないだろうか。

Snake Bite
hard cider - 1/2 glass
beer - 1/2 glass

 これも作り方は簡単。ビールとサイダーを半分ずつ混ぜるだけ。ここで言う“サイダー”とは、正しい意味でのそれで、リンゴ酒のことである(日本で“サイダー”と呼ばれる飲み物は、英語では "soda pop" と言う)。“サイダー”と言っても、国や地域によってリンゴ酒であったり、単にリンゴ・ジュースのことを指す場合もあり、なかなかややこしい。アルコールを含むものを "hard/dry cider"、含まないものを "sweet cider" として区別したりもするようだ。

 「Red Eye」「Snake Bite」共にビール・カクテルの名称であることから、この2つの曲名の由来がカクテル名にあることはまず間違いないだろう。結成当初、もともとバンドは“シャーデー&ザ・マティーニ・ボーイズ”という名前(ダサい…)だったようなので、これはいよいよ酒くさい。

 そんなことを考えていたら、シャーデーの曲名にはカクテルの名前に使えそうなものが結構あることに気付いた。「Smooth Operator」「Sweetest Taboo」「Punch Drunk」「Paradise」「Kiss Of Life」……。私がバーテンダーだったら、恐らくこれらの曲名に因んだオリジナル・カクテル作りに勤しんでいたことだろう。

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| Sade Tree | 01:45 | TOP↑

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Dorothy Dandridge (part 2)

DD4

 伝説の黒人歌手/女優、ドロシー・ダンドリッジ。
 この人は、現代であれば確実にビヨンセやジャネット級の大スターになっていた人である。そうしたタイプの黒人女性スターがいなかった(存在しえなかった)'40~'50年代に、彼女は果敢に道を切り開き、美しく輝いた。現代の黒人女性スターたちがダンドリッジに最大級のリスペクトを表すのも当然なのだ。

 ハリー・ベリー主演の伝記映画を観る、あるいは洋書の伝記本を読むのも悪くないが、彼女のキャリアを知るには、やはり何と言っても本物に触れるのが一番である。

 歌手ダンドリッジのキャリアは音盤としてはほとんど残されなかったが、幸い彼女が歌手として出演した映像はかなりの数が存在している。その多くは映画へのゲスト出演(本筋とは直接関係ないミュージカル場面)、“サウンディ(soundie)”と呼ばれる短編音楽映画('40年代に存在した現在のPVと全く同じ発想の映像メディア。1本3分間で、歌手やバンドの演奏を映像で観賞できる。映画館ではなく、レストラン、ナイトクラブ、ホテルなどに設置された、コイン投入で作動するジュークボックス式の小型上映機で楽しまれた。上映機はまさしくレーザージュークのような形をしている)、あるいはテレビ出演である。

 歌だけでも魅力的だが、ダンドリッジの魅力はやはりその美貌と合わさってこそ最大限に発揮される。ここでは、そうした彼女の実際のパフォーマンスが楽しめる映像群を紹介してみたい。

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| Diva Legends | 02:39 | TOP↑

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Sade pic #01

Sade pic #01
Photo: Chris Roberts

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Smooth Operator [single]

Epic_TX4655.jpg
SMOOTH OPERATOR
7": Epic A4655, 15 September 1984 (UK)
Side 1: Smooth Operator (4:15)
Side 2: Spirit (5:28)**

12": Epic TX4655, 15 September 1984 (UK)
Side 1: Smooth Operator (5:25) / Red Eye (3:18)*
Side 2: Spirit (5:28)**

* written by Matthewman/Hale
** written by Adu/Matthewman/Denman/St. John
Photography: Chris Roberts
Design: Graham Smith

UK chart: #19
US chart: #5
US R&B chart: #5
US Adult Contemporary chart: #1

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