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2016年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年11月

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HARDROCKLOVER〜Phase 4「Ms.ヒルの来日公演」


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私は誰でしょう?

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Prince──イきましょ



 '90年代初頭にアン・ヴォーグとプリンスが共演していたら、どれだけカッコ良かっただろう。『Diamonds And Pearls』からの先行シングルだった「Gett Off('91年7月29日発売)は、そんな妄想を抱かせるヒップホップ仕様の大傑作ファンク・ナンバーだ。

 今月は『Diamonds And Pearls』('91年10月1日発売)25周年特別月間ということで、先日のアルバム表題曲に続き、もう1曲、この必殺エロ曲の歌詞を和訳することにしたい。好きな曲だらけのアルバムだが、1曲選べと言われたら、やはりこれしかない。プリンスの妄想力にあなたは付いてこられるか?!

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Andre Cymone──アメリカの黒人



 十代の頃、家出したプリンスを自分の家の地下室に居候させ、共に切磋琢磨した竹馬の友であり、'81年〈Dirty Mind〉ツアーまでベーシストとしてプリンスのバンドに在籍した後、Columbiaから3枚のソロ作『Livin' In The New Wave』(1982)、『Survivin' In The 80's』(1983)、『A.C.』(1985)を発表してミネアポリス・ファンクの一翼を担い、'80年代後半には、後に奥方となるジョディ・ワトリーの一連のヒット作(「Looking For A New Love」「Real Love」他)を手掛けてプロデューサーとして成功を収めるも、ソロ・アーティストとしては'80年代をサバイブすることなく姿を消し、すっかり“あの人は今”状態となって久しかった'12年9月、バラク・オバマの大統領再選を支持する新曲「America」を突如発表、およそ30年ぶりの4thアルバム『The Stone』(2014)でブラック・ロッカーとして劇的復活を果たしたのみならず、トレイヴォン・マーティン射殺事件を歌った「Trayvon」(2013)、中間選挙を前に人々に政治参加を呼びかけた「Vote」(2014)、ジョン・レノンのカヴァー「Give Peace A Chance」(2015)等、アメリカの現代社会を意識したメッセージ色の強いシングルを精力的に発表し続け、プリンスの死後、ミネアポリスで行われたザ・レヴォリューションの再結成コンサート('16年9月1〜3日)にゲスト参加した際も、老化とメタボ化が進む仲間たちの中でただ一人、プリンス並みの異様な現役感を漂わせていたことが記憶に新しいアンドレ・シモン

 彼の最新EP『Black Man In America('16年9月30日発売)の表題曲「Black Man In America」は、ファレル「Freedom」とケンドリック・ラマー「Alright」に対するイギリスからの返答のようだったマイケル・キワヌーカ「Black Man In A White World」に対する、アメリカからの更なる返答のような作品だ。聴けば分かるが、まるでプリンス(「Baltimore」)とディアンジェロ(「The Charade」)が合体してジミヘンが憑依したような、とんでもない曲である。EPには、ずばり「Black Lives Matter」と題された露骨にボブ・ディラン風のフォーク・ロック曲、レナード・コーエン「Hallelujah」のロック版なども収められているが、この表題曲のテンションがとにかく凄い。プリンスの死で完全にスイッチが入ってしまったのか。これにはDもビラルもヴァン・ハントも(ついでにアンソニー・ハミルトンも!)“参りました”と平伏すはず。必聴、という言葉はなるべく使わないようにしているが、これは赤文字で必聴と書きたい。

 アンドレ・シモン、プリンスと同じ'58年生まれである。信じられない!

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Prince──ダイヤと真珠



 『Diamonds And Pearls』(1991)は、私の好きなプリンスのアルバム・ランキングの4位に入る作品である。だから何だ、という話だが、とにかくそう言っておきたい(ちなみに、“最もリマスターして欲しいプリンスのアルバム”ランキングでは堂々の1位)。ヒップホップやハウスの要素を大々的に取り入れたことで、“時代の後追い”として消極的な見方もされるアルバムだが、'90年代から最晩年に至るまでのプリンスのスタンスや立ち位置を明確に定めた、キャリア屈指の重要作、そして、最高傑作のひとつである。

 '80年代末、ヒップホップがファンクに取って代わった時、また、機械を使ったダンス・ミュージックの一人量産手法がハウスを通して一般化した時、革命家、先導者としてのプリンスの役目は終わった。'90年代以降、彼は専属バンドのニュー・パワー・ジェネレーションを率い、時代を横目に見ながら、ひたすら自分の音楽道を邁進していくことになる。そこで“プリンス”というブランドに必要となったのは、新商品の開発よりも、むしろ、時代に則した的確な商品プレゼン能力や、新たな流通経路の開拓だったと思う。

 それまで以上に黒人音楽の伝統を意識しながら、独自のフュージョン・サウンドを質の高い楽曲群と共にきちんと時代に落とし込んだ『Diamonds And Pearls』は、アルバムとしてのまとまりの良さ、内容のバランスの良さも含め、'90年代以降のパープル・ミュージックのデフォルトとして申し分ない出来である。ハウス仕込みの冒頭曲「Thunder」の“何やってもプリンス”感には、いつ聴いてもゲラ笑いさせられる(あれを“ダサい”と言って否定する人は、私に言わせれば、'90年代以降のプリンス作品をすべて否定しているに等しい)。“キングはたくさんいれども、プリンスは一人しかいない”というアリシア・キーズの言葉が最高に似合うアルバム。“エレガント”とは、こういう作品のことを言う。もしかすると、プリンスのキャリア史上、最も洗練されたアルバムではないだろうか。私がこのアルバムを愛する理由と、シャーデーを愛する理由は、多分、全く一緒である。

 アルバムの発表25周年を記念して、今回は、ロージー・ゲインズをフィーチャーした表題曲「Diamonds And Pearls」の歌詞を和訳する。以前取り上げた「Money Don't Matter 2 Night」と並ぶ私のお気に入り曲のひとつだ。ヴィデオも大好き!

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Aloe Blacc──文無し



 アメリカの庶民派ソウル・シンガー、アロー・ブラックの新曲「Broke('16年8月1日発売)は、格差社会への人々の不満を代弁する直球メッセージ・ソング。“金があっても一文無し”という歌詞は、失業者の悲哀を歌った彼のかつてのヒット曲「I Need A Dollar」(2010)を思い出させる。3rd『Lift Your Spirit』(2013)でも手を組んだDJカリール制作による怒り心頭なヒップホップ調トラックが良い(ビートルズ「Hey Bulldog」を20年くらい前のDJシャドウがリミックスしたような感じ)

 アヴィーチー「Wake Me Up」(2013)への客演で飛躍的に知名度を上げた後、同年秋発表の『Lift Your Spirit』以降、アロー・ブラックは社会派シンガーのイメージを強めながら安定したメジャー路線を歩んでいる。'15年12月には、ファーガソン事件のマイケル・ブラウンをはじめ、警察による不当な暴力で命を落とした黒人市民たちを悼むクリスマスEP『Christmas』を発表。「Broke」の11日後には、'14年の大ヒット「The Man」を彷彿させるもうひとつの新曲「Live My Life」が、マラリア撲滅を訴えるMV(ケニアで撮影)と共に発表されている。

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Michael Kiwanuka──白い世界の黒人



 2ndアルバム『Love & Hate』から先行カットされたマイケル・キワヌーカのシングル「Black Man In A White World('16年3月29日発売)は、音楽ヴィデオとあわせて、今年聴いた中で個人的に最も印象深い曲のひとつだ。キワヌーカは、ラビ・シフレ、ビル・ウィザーズ、テリー・キャリア系のフォーキー・ソウルを聴かせるイギリスの歌手だが、この曲はそれまでのノスタルジックで穏やかな彼の作品とはちょっと様子が違っていた。

 タイトルからも窺い知れる通り、「Black Man In A White World」はアメリカの“Black Lives Matter”運動に呼応した曲である。黒人民謡風のブルージーな曲想はファレル・ウィリアムズ「Freedom」(2015)、痛烈な風刺が込められたモノクロの音楽ヴィデオはケンドリック・ラマー「Alright」(2015)に対するイギリスからの返答のように受け取れる。一見、自由に見えながら、実は全くそうでない世界に住む“僕”の絶望や疲労が表現された歌詞は、ここでもやはり“alright(大丈夫)”という言葉で結ばれる。

 ヴィデオを監督したのは、チャイルディッシュ・ガンビーノ、チェット・フェイカー、セイント・ヴィンセントらの作品を手掛けて幅広い音楽ファンから絶大な支持を得ているロサンゼルス在住の日本人クリエイター、ヒロ・ムライ。踊る黒人少年を使った演出は、彼の名を世界中に知らしめたフライング・ロータス feat. ケンドリック・ラマー「Never Catch Me」(2014)を彷彿させる。白眉は、穏やかな住宅街の路上で踊る少年の前で、黒い乗用車が突然、猛スピードで走る一台の特種用途車両に弾き飛ばされる場面。それを見た瞬間、マイケル・キワヌーカのやっている音楽が単なるヴィンテージ・ソウルでないことがはっきりと分かった。

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【号外】『ニッポンのうた〜“歌う旅人”松田美緒』を録画せよ



 日本テレビで日曜深夜に放映されている〈NNNドキュメント〉。このドキュメンタリー番組を私は毎週欠かさず、と言うほどでもないが、割と毎週、無意識的に観ている。10月2日の深夜も、いつものように何となくテレビをつけ、何となく4チャンネルに回し、画面に映し出される見知らぬ人の人生の断片を、食事をしながら何となく見始めた。最終的に私は、飯を食うのも忘れて画面に見入っていた。

 その回は同番組には珍しい音楽ネタで、主人公は松田美緒という30代の日本人女性歌手だった。彼女は某クイズ番組の“ミステリーハンター”のような感じで様々な土地を訪れ、そこで歌い継がれてきた日本の古い伝承曲──今では歌う人もいなくなり、この世から消えかかっている──を発見・採取していく。そして、クイズを出すかわりに、現代の音楽人としてそれらの歌に取り組み、自ら伝承曲の伝え手となる。歌という媒体を通して昔の日本人の生活や風俗の断片が謎解きのように浮かび上がる様が感動的で、途中から番組を見始めた私は、その“ディスカバー・ジャパン”な内容にどんどん引き込まれていった。私はこれまで松田美緒という歌手の存在を知らなかったが、番組を観ながら、音楽人としての彼女の姿勢に強く共感したし、伝承曲に対する彼女自身の解釈も大変に素晴らしいと思った。

 番組名は『ニッポンのうた〜“歌う旅人”松田美緒とたどる日本の記憶』。一週間後の10月9日(日)にBSとCSで再放送がある。もしあなたが日本人で、三度の飯より音楽が好きな人なら、絶対に観る価値のある番組だ。

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