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2016年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年01月

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Prince大感謝和訳メドレー【4】──君に代わるものはない



 2016年を締め括るプリンス小特集。彼のディープな名曲を1日ひとつずつ訳し、改めて感謝の念を捧げる和訳メドレー(全4回)。

 最終回の第4回は「Nothing Compares 2 U」。プリンスがザ・ファミリーのアルバム『The Family』(1985)のために書き下ろした名バラード。'90年にシネイド・オコナーのカヴァー版がヒットしてからは、プリンス自身もコンサートで取り上げ、彼の代表曲として認知されるようになった。そして、'16年4月21日以降、この失恋バラードはまた別の大きな意味を持つことになった。発表されてからここまで意味が変わったプリンスの歌もないだろう。ここでは、セント・ポール・ピーターソンが歌うオリジナルのザ・ファミリー版に立ち返り、一人称を“僕”として和訳したい。

 ありがとう、プリンス。永遠の感謝を込めて。

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Masego──S.A.D.E.大賞2016



 独自のソウル・ミュージックをエレガントかつ果敢に追求しているアーティストに贈られるS.A.D.E.大賞。'16年の受賞者は、6月にミックステープ『Loose Thoughts』を発表したアメリカのラッパー/歌手/サックス奏者、マセーゴさん(23)に決定した。

 '16年S.A.D.E.大賞のノミネートは以下の通り。

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Prince大感謝和訳メドレー【3】──美しきもの



 2016年を締め括るプリンス小特集。彼のディープな名曲を1日ひとつずつ訳し、改めて感謝の念を捧げる和訳メドレー(全4回)。

 第3回で取り上げるのは、『Purple Rain』(1984)収録の「The Beautiful Ones」。美女に翻弄される男心を歌った狂おしいバラードである。映画『パープル・レイン』の劇中では、ライバルのモーリス・デイになびきかけているヒロインのアポロニアに向かって、プリンスがこの曲を通して“奴と俺のどっちをとるんだ?”とステージから激しく迫る。歌詞、楽曲、編曲、演奏以上に、この曲はとにかくプリンスの歌唱が凄い。

 ジェイムズ・ブラウンが「Prisoner Of Love」を激唱する'66年の〈The Ed Sullivan Show〉映像を初めて観たとき、私は、こんな生々しいものをゴールデンタイムのお茶の間に流していいのだろうかと思った。「The Beautiful Ones」終盤のプリンスのシャウトは、そのJBをも凌ぐ激烈さである。決して卑猥なことを歌っているわけではないが、彼の歌唱は放送禁止になってもおかしくないくらい露骨(explicit)である。プリンスの曲の中でも、歌唱の激しさ、感情の爆発度、鬼気の迫り具体では屈指の作品。ここまで常軌を逸した歌声を、プリンス以降、私はいまだ聞いたことがない。

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Prince大感謝和訳メドレー【2】──スキャンダラス!



 2016年を締め括るプリンス小特集。彼のディープな名曲を1日ひとつずつ訳し、改めて感謝の念を捧げる和訳メドレー(全4回)。

 第2回で取り上げるのは、『Batman』(1989)から4thシングルになったエロ・バラード「Scandalous!」。第1回で取り上げた「Insatiable」と同じく、性的ファンタジー(妄想)と、その共有について歌った曲である。前年発表の「When 2 R In Love」にも似ているが、セックスの官能を詩的に美しく歌い上げる「When 2 R In Love」に対して、「Scandalous!」は語り口がより実践的(実況中継的)なのが特徴だ。夜の静寂に包まれながら、ベッドの中で魚になって泳ぐようなシンセサイザーの漂泊感がたまらない。ここで描かれる夜の深さと穏やかな時間の流れには、永遠に浸っていたくなるような快感がある。

 「When 2 R In Love」をB面に収めたシングル「Scandalous!」は、プリンスの全ディスコグラフィの中でも最強の官能度を誇る。12インチ/CDシングルで発表された組曲形式の拡大版「The Scandalous Sex Suite」では、キム・ベイシンガーを相手役に招き、エリック・リーズの艶っぽいサックスや、プリンス自身の狂おしいギターをフィーチャーしながら、約20分にわたって恍惚の夜がたっぷりと描かれる(B面の“エロ”クトロ・ファンク「Sex」も最高)。全くもって“Marvelous!”としか言いようがない。

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Prince大感謝和訳メドレー【1】──欲ばり屋



 多くの大物ミュージシャンが亡くなった2016年。つい先日、JBの命日でもある12月25日には、とどめの一発のようなジョージ・マイケルの急逝があった。天は一体どれだけ音楽ファンの心を折れば気が済むのだろう。お願いだから、これ以上、誰も逝かせないでほしい。

 ジョージ・マイケルについては改めて書くとして、今年の最後は、4月21日に旅立ったプリンスを再び偲び、彼への感謝を込めた小特集で締め括ることにしたい。6月初頭に6日連続でやった“Prince追悼和訳メドレー”と同じく、1日ひとつ彼の名曲を取り上げ、その歌詞を和訳するという4日連続企画である。選ばれた4曲は必ずしも代表曲というわけではないが、プリンスのキャリアの中でもとびきりディープでインティメイトな作品ばかりだ。前回と同様、選曲は私ではなく、プリンス自身による。

 第1回で取り上げるのは、個人的にも思い入れの強い『Diamonds And Pearls』(1991)からアメリカでのみシングル発売され、全米R&Bチャートで3位のヒットを記録した「Insatiable」。恋人との撮影プレイを歌ったエロいスロー・バラードだ。あまり注目されない曲だが、冬の夜長に聴いて、しみじみと良さを実感するのはこういう曲だったりする。

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Say a little prayer 4 George



 バスに飛び乗り
 揺られているとき 二人のことを考え
 あなたのためにささやかなお祈りをする
 仕事の合間
 コーヒーで休憩している間も
 あなたのためにささやかなお祈りをする
 
 永遠に 永遠に あなたは私の心にいる
 あなたを愛し続けるわ
 永遠に 永遠に 私たちは離れずにいる
 ずっと愛し続けるわ
 共に 共に それしかない
 あなたなしで生きるなら
 私は悲嘆に暮れるしかない

 
 ──Aretha Franklin「I Say A Little Prayer」(1968)

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Vicki Anderson──昨日



 ジェイムズ・ブラウン、マイケル・ジャクソン、そして、プリンス。この10年で3人ともいなくなってしまった。

 '16年12月25日の今日は、彼らを偲んで「Yesterday」という曲の歌詞を和訳したい。誰でも知っているビートルズのあれだが、私が皆さんに聴いてほしいのは、かつてジェイムズ・ブラウン・レヴューの歌姫だったヴィッキー・アンダーソンが歌うヴァージョンである。

 '71年3月、パリ、オランピア劇場で行われたジェイムズ・ブラウンのショウで、彼女は中盤に登場してこの曲を歌う。そのショウのライヴ映像で彼女のヴァージョンに触れたとき、学校の音楽の教科書にも載っていた「Yesterday」という有名曲に、私は生まれて初めて感銘を受けた。聴き慣れたビートルズ版とはまるで違う。作曲家が歌う歌と、歌手が歌う歌はこうも違うのかと思った。もちろん、ポール・マッカートニーは作曲家であると同時に優れた歌手でもあるし、音楽ファンとして私は彼のことを心から尊敬している。しかし、ヴィッキー・アンダーソンの歌唱は、ポールの書いたメロディ以上に感情の起伏を生々しく細やかに表現し、この曲を更なる高みへ押し上げていた。彼女の歌う「Yesterday」を聴くと、私は涙が出そうになる。

 「Yesterday」(1965)は、恋人を失った人間の歌である。幸福だった過ぎし日“昨日”に想いを馳せる感傷的な歌詞は、前年に発表されたトニー・ベネットの「When Joanna Loved Me」を彷彿させる。失恋の歌ではあるが、失われた過去に対する眼差しは、恋愛というテーマに関係なく、多くの人の共感を誘うものだろう。ヴィッキーの歌うこの歌が、音楽ファンの私の心に今、深く沁み入る。あなたは昨日を信じますか?

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| Diva Legends | 04:00 | TOP↑

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Common feat. Stevie Wonder──黒人のアメリカを再び



 黒人に対する不当な暴力への抗議として始まったアメリカのブラック・ライヴズ・マター(黒人の命も大切だ)運動は、'16年の黒人音楽界にも引き続き大きな影響を及ぼした。人種差別に対する苛立ち、社会への不満、黒人としての誇りや尊厳を表現した作品が前年以上に目立つ一年だった。大統領選挙直前の11月4日、ドナルド・トランプへの明らかな対抗意識と共に発表されたコモンの新譜『Black America Again』は、そうした意味で今年を代表する一枚と言えると思う。

 参加メンバーが強力だ。客演歌手にはスティーヴィー・ワンダー、ビラル、マーシャ・アンブロージアス、ジョン・レジェンド、シド・ザ・キッド、BJ・ザ・シカゴ・キッド、PJ(ロサンゼルスの新進女性R&B歌手)、ターシャ・コブズ、エレーナ・ピンダーヒューズ(テリ・リン・キャリントンやクリスチャン・スコット作品に参加していた若手ジャズ・フルート奏者/歌手)、演奏者にはジェイムズ・ポイザー、ロイ・ハーグローヴ、ロバート・グラスパー(3曲でプロデュース兼任)、バーニス・アール・トラヴィス二世、セオ・クロッカー、エスペランザ・スポルディングといった、ソウル/R&B、ゴスペル、現代ジャズ界の実力派たちが世代を超えてずらりと名を連ねる。コモン作品をはじめ、エリカ・バドゥ、スラム・ヴィレッジ、キザイア・ジョーンズらを手掛けてきた敏腕プロデューサー/ドラマーのカリーム・リギンズが全面的に制作を担い、ヒップホップを軸に、ニュー・ソウル〜ネオ・ソウル、ゴスペルから、昨今の新世代ジャズ、オルタナティヴR&Bまでを取り込んだ、非常に包括的で間口の広い黒人音楽になっているのが特長だ。サウンドの現代性と歴史的なスケール感が、アメリカで黒人であることに今一度向き合おうとする主役コモンのラップに重みと強い緊張感を与えている。

 ケンドリック・ラマー『To Pimp A Butterfly』に似たところもあるが、昨年からの繋がりという点では、ソウル寄りの本作は、むしろロバート・グラスパーとローリン・ヒルが中心になったニーナ・シモンのV.A.トリビュート盤『Nina Revisited...』と共通する部分が多いかもしれない。また、ソウルクエイリアンズ人脈(ビラル、ジェイムズ・ポイザー、ロイ・ハーグローヴ)の起用、ジャケットを飾るローナ・シンプソン(ブルックリンの黒人女性写真家)による黒人女性のモノクロのイメージからは、ゴードン・パークスの写真を掲げたコモンのかつての傑作『Like Water For Chocolate』(2000)の現代版といった印象も受ける。硬派ラッパー、コモンの面目躍如たる入魂作である。

 今回はその中から表題曲「Black America Again」の歌詞を和訳したい。歌詞の面でもサウンドの面でも、まさにアルバムを代表する1曲と言えると思う。カリーム・リギンズとロバート・グラスパーの共同プロデュース曲で、グラスパーがピアノ、エスペランザ・スポルディングがベースを担当。更には、J・ロックのスクラッチでジェイムズ・ブラウンが生き返り、最後の最後にリビング・レジェンド、スティーヴィー・ワンダーが登場して決定的なフレーズを歌う。まさに総力戦といった感じだ。

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| Man's Man's Man's World | 03:20 | TOP↑

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James Brown @ Tokyo International Forum 2006

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| Man's Man's Man's World | 07:20 | TOP↑

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宮崎と茨城



私は宮崎に住んでいるのですが、近々茨城に行こうと思っています。
しかし、飛行機など全くわからないもので…
茨城には茨城空港があるんですよね?
茨城空港着の飛行機で行けばいいんですか?

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| Man's Man's Man's World | 05:50 | TOP↑

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ジュディ・ガーランドとボブ・フォッシー


Get Happy from the movie Summer Stock (1950)
Performer: Judy Garland | Director/Choreographer: Charles Walters

 前回のフィリップ・ドゥクフレ記事の続き(?)。今年観た音楽ヴィデオの中に古典ミュージカル・ネタの面白い作品が2本あったので、まとめて紹介しておきたい。ひとつはジュディ・ガーランド、もうひとつはボブ・フォッシーへのオマージュである。

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フィリップ・ドゥクフレ『コンタクト』@彩の国さいたま芸術劇場



 フィリップ・ドゥクフレの舞台『コンタクト』の来日公演を観た。
 
 “空間演出の魔術師”と称されるフランスの演出家/振付家。過去作品の名場面を集めたアンソロジー作品『パノラマ』の素晴らしかった来日公演から2年4ヶ月、再び自身のカンパニーDCAを率いて、今度はミュージカル形式の新作を上演しに来てくれた。

 私が行ったのはちょうどローリン・ヒルのゼップ東京公演の翌日で、全く観劇モードではなかったのだが、ショウが始まった途端、一気にその世界に引き込まれた。摩訶不思議なイメージ、洒脱なユーモア、魅惑的なダンスと音楽……ドゥクフレの魔法にかけられ、1時間40分の上演中、ずっと夢を見ているようだった。やっぱりこの人は面白い!

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| Dance to Jazz and All That Jazz | 19:35 | TOP↑

2016年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年01月