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The Tonight Show with Jay Leno [April 2010]

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THE TONIGHT SHOW WITH JAY LENO
Broadcast: 12 April 2010 (US)
Performance: Babyfather
Personnel: Sade Adu (vocals), Stuart Matthewman (guitar), Andrew Hale (keyboards), Paul S Denman (bass), Ryan Waters (guitar), unknown (drums), Leroy Osbourne (backing vocals, guitar), Tony Momrelle (backing vocals), unknown girls (backing vocals)

 『SOLDIER OF LOVE』からの第二弾シングル「Babyfather」のプロモーションのため、シャーデーは'10年4月半ばにアメリカで3つのテレビ番組に出演した。1本目は、NBCで平日23時35分から放映されているトーク・バラエティ〈Tonight Show with Jay Leno〉。ジェイ・レノ時代のこの番組への出演は、'93年7月9日(「Cherish The Day」「Bullet Proof Soul」)、'00年11月21日(「By Your Side」)に次いで3度目となる('85年12月20日、ジョニー・カーソンがホストを務めていた頃の同番組に、シャーデーは「Smooth Operator」「The Sweetest Taboo」で出演したこともある)。
 '10年4月の「Babyfather」テレビ出演全3回の中で生演奏はこの番組だけ。いきなり決定版とも言える素晴らしいパフォーマンスが披露された。


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 アデュは、エメラルド・グリーンのショート・ジャケット&ピンクのロングスカートという出で立ちで登場。曲自体「By Your Side」と似ているせいか、衣裳まで'01年の同曲プロモ期間中とそっくりだ。タイムレスと言うか、変わり映えがしないと言うか、ともかく、笑ってしまうくらいいつものシャーデーである。

 レコードに忠実な生演奏。スチュアート・マシューマンはテレキャスター・カスタム、ライアン・ウォーターズは愛器のテレキャスター・シンライン、ポール・デンマンは「Soldier Of Love」の時と同じく白いブロードキャスター・ベースを演奏。リロイ・オズボーンは'01年ツアー(「Every Word」)でも使っていたKヤイリのエレアコを弾いている。
 「Babyfather」は「Soldier Of Love」と違って音域も狭く、アデュの得意なタイプの歌なので、安定感のある充実した生歌唱が聴ける。後半、ファルセットでアドリブを入れるところが聴きもの。父親パートを担当するトニー・モムレルの温かなヴォーカルもいい感じだ。

 注目は、何と言っても、左端でバック・ヴォーカルを務める2人の少女だろう。レコードでアデュの娘アイラ、マシューマンの息子クレイが歌っていた“Your daddy love come with a life time guarantee”部分を担当する。サスペンダーを付けたお揃いのボーイッシュな子供ルックが何とも可愛らしい(モムレル&オズボーンも何気にお揃いだったりするのだが)。
 このテレビ映像を観た大抵の人が、2人のうちのどちらかがアデュの娘だと思うに違いない。実際、そのように断定してこの映像を紹介しているネット記事もあるのだが、現時点では、彼女たちの素性について確たる情報は何もない。出演した番組内でも2人は紹介されていないし、公式HPでも言及がない。放映されてからというもの、この2人の少女について世界中のファンがあちこちで議論しているのだが、なにせ誰もアイラを見たことがないので、結局、よく分からない、というのが実状である(但し、見たことがある、と主張するファンの書き込みは複数見受けられる。彼らは、2人のうちのいずれもアイラではないとし、アイラはシャーデーにちっとも似ていないと言う)。
 今までアイラの写真が公表されたことは、私の知る限りでは一度もない。憶測に過ぎないが、普通に考えて、アデュが13歳の娘をメディアに登場させることはないように思われる。「Babyfather」は親子の絆を歌った曲なので、飽くまでパフォーマンス用に、自分の子供役に相応しいルックスの少女を見つけてきただけではないだろうか。ツアーでこの子供パートがどのように処理されるのか気になるところだ。


 ところで、このテレビ出演でコーラス・ガールズ以上に注目すべきは、実はドラムである。これまでのピート・ルウィンソンではなく、スキンヘッドの別人に変わっている。問題は、これが何者か、ということではなく(それも気になるのだが)、'10年2月~3月4日の「Soldier Of Love」プロモ期間中にいたルウィンソンが、なぜここでバンドを離脱したのか、という点である。
 実は、ルウィンソンのレギュラー・バンドであるシンプリー・レッドの解散ツアーが'10年4月から始まっていて、彼はそちらへ合流している。4月16日のブラジル公演に始まり、12月19日のロンドン、O2アリーナで千秋楽を迎える大規模な世界ツアーである(9月25日に一回だけ日本公演も予定されている)。つまり、もしシャーデーが'10年にツアーを行う場合、ルウィンソンの参加はほぼ絶望的ということになるのだ。ルウィンソン(シンプリー・レッド)のスケジュールを鑑みて、未だ発表されない『SOLDIER OF LOVE』期のシャーデーのツアー時期を予測すると、以下になる。

ケース1:ルウィンソンなしで'10年後半に普通に行われる。
ケース2:ルウィンソンの身体が空くのを待って'11年初頭から行われる。
ケース3:シンプリー・レッドのツアー日程は、現時点で5月、8月、10月に丸々空きがある。しかも、9月には2公演(4日と25日)しか予定がない。この合間を利用して、ルウィンソンを連れて8~10月の短期間でツアーを決行する。しかも、日本公演を含むシンプリー・レッドの9月の2公演で、ドラムに代役(例えば、屋敷豪太)を立てることができれば、ルウィンソンは丸3ヶ月間自由になる。いずれにせよ、この場合、大規模な世界ツアーにはならず、'01年のように北米限定のツアーになる可能性が高い。
ケース4:ツアー自体、行われない。

 ツアーに前向きなアデュの発言を鑑みるに、ケース4だけはないと思う(ツアーが行われない場合、間違いなく世界中でファンの暴動が起きる)。できるだけゆっくりと世界各地を廻るようなツアーにしてもらいたいものだ。ケース2と3が同時に実現(つまり、11~12月に一旦ツアーを中断し、'11年初頭から再開)されれば文句なしである。

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忙しい男、ピート・ルウィンソン

※実は、'10年8月11日、ニュージャージー州カムデンのサスケハナ・バンク・センター Susquehanna Bank Center で、シャーデーがコンサートを行うという驚くべき情報がある。フィラデルフィアのラジオ局WDAS-FMのサイト内、パティ・ジャクソンという女性DJのページに載っている地元のコンサート情報にその記載があるのだ('10年4月22日付けの記事。直リンクできないので、日付で該当記事を探して欲しい)。これは何なのか。このコンサート予定を告知しているのは、現時点でこのサイトだけである。真偽は分からないが、8月にツアー開始というのは、上記の可能性(ケース3)を踏まえ、かなり真実味を感じる。



追記('10年10月2日):
 結局、上記のカムデンでのコンサートは行われなかった。この情報は一体何だったのか。待望のシャーデーのツアーは、'11年6月にメリーランド州ボルチモアから始まることが'10年9月30日に発表された。当然、ピート・ルウィンソンがドラムを叩くだろう。

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