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シャーデー、2011年ツアー開幕!



 イギリスでウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式を挙げた'11年4月29日、フランスのニースでシャーデーの世界ツアーが遂に始まった。10年ぶりのシャーデーのステージは一体どのようなものなのか?!


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9人の戦士、登場!

 シャーデーの'11年ツアーの初日公演は、4月29日、フランス、ニースのPalais Nikaiaで行われた。公式サイトのギャラリー、および、公式FacebookのPhotosでステージ写真(11枚)、公式YouTubeチャンネルで1分間のダイジェスト映像が早速公開されている。

 それらを見ると、メンバーは全9名。シャーデー・アデュ(ヴォーカル)、スチュアート・マシューマン(ギター/サックス)、ポール・デンマン(ベース)、アンドリュー・ヘイル(キーボード)のオリジナル・メンバー4人に加え、ピート・ルウィンソン(ドラム)、ライアン・ウォーターズ(ギター)、リロイ・オズボーン(バック・ヴォーカル/ギター)、トニー・モムレル(バック・ヴォーカル)、そして、ボーラーを被った未確認のパーカッショニスト1名(カール・ヴァンデン・ボッシュか?)。バックの野郎たちは全員黒ずくめで、立ち位置も含めて10年前のツアーと全くと言っていいほど佇まいが一緒だ。やっぱり、シャーデーはいつものシャーデー(笑)。そして、全員かっちょいい!

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ズンズンと上がってきます

 まず、気になるセットリスト。写真とダイジェスト映像が公開された以外、コンサートの内容について公式にはまだ何も情報はないが、サイト内のフォーラムでpunchdrunkoneというファンがセットリストを書き込んでいたので紹介しておく。未確認情報ではあるが、それによると初日には以下の曲が披露されたらしい。

Soldier Of Love
Your Love Is King
Skin
Kiss Of Life
Love Is Found
In Another Time
Smooth Operator
Jezebel
Bring Me Home
Is It A Crime
Still In Love With You
All About Our Love
Paradise
Nothing Can Come Between Us
Morning Bird
King Of Sorrow
The Sweetest Taboo
The Moon And The Sky
Pearls
No Ordinary Love
By Your Side
Cherish The Day

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愛の戦士!

 1曲目はなんと「Soldier Of Love」。4月12日の記事で書いた私の予想は見事に全部外れた(笑)。めちゃめちゃ直球。「Soldier Of Love」で幕開けというのは、あまりにストレートすぎて私は全く予想できなかった。必ず過去のシングル曲でショウが始まる、というこれまでのツアーの法則もこれで崩れたことになる(いつものシャーデーとは一味違う!)。メンバーたちが床のトラップドア(隠し穴)から迫り上がってくる場面がオープニングだろうか。いかにも“戦士登場”という感じで盛り上がる。

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いつもの皆さん

 2曲目で「Your Love Is King」というのは前回ツアーと同じ。ここで会場がいつもの空気に包まれるのだろう。『SOLDIER OF LOVE』と最新ベスト『THE ULTIMATE COLLECTION』からの新曲群と共に、お馴染みのナンバーが披露されていく。無敵の新曲「Love Is Found」が演奏されているのが大変に嬉しい。

 選曲は大体順当なところだと思うが、意外なのは「Babyfather」が落とされている点。要の子供コーラス隊をツアーに同伴させるのが困難なせいかもしれないが、これはもったいない(いなければいないで、子供コーラス部分の歌詞をスクリーンに映して観客に歌わせればいいと思うが。北米ツアーでは例の子供2人が参加してくるかも)。

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アンプラグドな雰囲気。「Jezebel」かな?

 旧レパートリーでは、絶対に演ると思っていた「Love Is Stronger Than Pride」が前回ツアーに続いて今回も外されている(なんでだ~!)。その代わり「Nothing Can Come Between Us」が復活(イエイ!)。前回ツアーでは披露されなかった『LOVERS ROCK』収録曲「All About Our Love」が組み込まれているのは興味深い。「Smooth Operator」が単体で披露されたのか「Red Eye」とのメドレーなのかは不明。ちょっと面白いのは、「Is It A Crime」の位置。これまで必ずコンサート終盤で締めのように演奏されていたナンバーだが、今回は中盤に入れられている。そして、ラストは「Cherish The Day」。恐らく、前回ツアーのように「By Your Side」までが本編だと思うが、このセットリストだとアンコールが「Cherish The Day」だけということになる(最後に「The Safest Place」を演っても良さそうなものだが……)。

 日毎に内容が大きく変わることはないと思うが、今後、ツアーが進むにつれてセットリストが微妙に変わっていく可能性は十分に考えられる。構成面でもショウの完成度はどんどん高まっていくだろう。他にも更に嬉しい曲を演ってくれるかもしれない。


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 今回のステージでアデュはかなり衣裳を替えている。これまでのツアーでは本編とアンコールで2種類の衣裳を着るだけだったが、写真と映像を見ると全部で4種類の衣裳が確認できる。

 まず、「Soldier Of Love」プロモ期間中のテレビ出演で見られた黒ずくめの戦士ルック。そして、'88年と'93年ツアーのアンコールを彷彿とさせる黒ベスト+黒パンツ+白シャツのタキシード・スタイル。ジャネルに感化された……ということはないかもしれないが、ともかく、この衣裳が復活したのは大変嬉しい(今回はサスペンダーがダラ~ッと垂れている)。「Paradise」が披露される中盤がこの格好なのだろう。

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 3着目は艶々したゴージャスな白ドレス。この時は髪を下ろしている。コンサート後半がこれだろう。デラックス・アデュ!

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 この衣裳、写真をよく見ると、同じドレスでもブラが黒ヴァージョンとピンク・ヴァージョンの2種類あることが判る。わざわざバックステージに下がってブラだけ替えるのだろうか(んなアホな)。公開された写真と1分間のダイジェスト映像は、ニース公演の本番とリハーサルの様子が混ざっていると思われる。

 これらの衣裳をどういうタイミングで替えるのかも気になるところだ。アンコール以外でアデュが衣裳を着替えるには、バンドがインスト演奏で時間を稼ぐ場が必要になるので、もしかすると「Red Eye」は演奏されているかもしれない。

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摩天楼アデュ

 この写真はスゴい。床から柱のようなものがグイ~ンと伸びて、アデュがえらく高いところまで上っている。ここでアデュは4着目となる赤いドレスを着ている。背景のビル街はマンハッタンか。マシューマンはレスポールを弾いている。何の曲だろう?

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グイ~ンと上昇するアデュ

 この柱は高層ビルをイメージしているような気がする。背景にはクライスラー・ビルも見える。ということは、これがアンコールの「Cherish The Day」ということか。すんげえ~。アデュ、高所恐怖症ではないようだ。

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踊るシルエット

 今回のツアーでもスクリーン映像が色々と効果的に使われているようだ。アデュと男性ダンサーの姿がシルエットで映し出されるモノクロ映像がえらくカッコ良さげで気になる(もしかして、これが「Love Is Found」か?!)。

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幻想的な透明スクリーン映像

 実際に公演を観たファンの情報によると、前回ツアーと同じく、ステージ前方に透明のスクリーン(幕)が下り、そこに映像が映し出されるという演出もあるらしい。私は透明スクリーンを使った同様の演出をシャーデー以外のアーティストのコンサートで何度か見たことがあるが、あれは実際に会場で見るととんでもなく綺麗である。生で観たいなあ!

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 1分間のダイジェスト映像と数枚の写真を見ただけで私は既に大興奮だ。これはスゴい。ソフィ・ミュラーが撮るであろうツアーのライヴ映像作品が早くも楽しみで仕方ない。


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4月29日、ニース公演「Is It A Crime」

 YouTubeには既に初日公演のオーディエンス撮り映像もアップされている。曲は「Is It A Crime」。スクリーン映像はなく、赤い照明のみのシンプルな演出。終盤では前回ツアーと同じくライアン・ウォーターズのギター・ソロがフィーチャーされる。アデュのヴォーカルは初日からいきなり絶好調だ。やはりテレビ出演の時とは全くテンションが違う。
 今後、YouTubeで各地の公演のオーディエンス撮り映像がどんどんアップされていくと思う。ショウの全貌も次第に明らかになるだろう。

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 シャーデーは5月31日のロンドン公演まで欧州ツアー、その後、6月16日のボルチモア公演から北米ツアーを行う。現時点で9月3日のラスヴェガス公演まで計67公演を行う予定。

 ツアーの進展は今後も見守っていきたい。
 これを観られる欧米人たちが心の底から羨ましいぞ!



追記('11年5月2日)
 上で紹介した「Is It A Crime」の他に、初日のニース公演のオーディエンス撮り映像がYouTubeに続々とアップされている。現時点で私がチェックした主な動画を以下にまとめておく。

Soldier Of Love
 イントロ部分のみの映像(携帯で撮影)。これでどのようにショウが始まるのかよく分かる。曲のイントロと共に、ステージ上の穴からアデュとメンバーたちが登場する瞬間の衝撃はただごとではない。これは盛り上がるわ。最高のオープニング。必見。

Love Is Found(左斜めアングル)
Love Is Found(正面アングル)
 アデュと男性ダンサーの踊るシルエット映像が映し出される。マイケルのヴィデオ「In The Closet」をちょっと思い出させる。これはクールだ。

Smooth Operator
 夜のネオンにフィルム・ノワール風の男性モノローグが被さるジャジーなインタールード映像(ここでもマイケル「In The Closet」を思わせる男性のシルエットが見られる)が冒頭に置かれている。このインタールードが最初の着替えタイムなのだろう。アデュは黒いタキシード・ベスト姿で登場。都会の夜景イメージをバックに曲が披露される。イントロの語り部分はなし。中盤のベース・ソロの際、アデュがデンマンに向かってひれ伏す場面が盛り上がる。この映像によって、今回の「Smooth Operator」は「Red Eye」とのメドレーではなく、単体で演奏されていることが確認された。

King Of Sorrow
 ステージの数カ所に巨大なカーテンが垂れ下がっている。アデュは白ドレス。左斜めからのアングルのせいでよく見えないが、背景スクリーンにはアデュ(?)と男性ダンサーが踊るモノクロのスロー映像。「Soldier Of Love」「Love Is Found」に続いて、ここでもシルエットのダンス映像がフィーチャーされる。哀愁溢れるスパニッシュ調のギター・ソロが良い。

No Ordinary Love
 ブルーのひんやりした照明。ギターに合わせて光が炸裂する。ぬおお~。

Soldier Of Love / Your Love Is King / Bring Me Home / Is It A Crime / Paradise / Nothing Can Come Between Us / Pearls / Cherish The Day
 8曲を短く編集で繋いだ6分弱のダイジェスト映像。正面アングルで見やすく、ショウの流れもかなり掴める。「Bring Me Home」ではステージ前方の透明スクリーンに美しい自然イメージが映し出される。「Paradise」では背景スクリーンにドラム&パーカッション奏者の映像、そして、ベスト姿のアデュとバック・ヴォーカル隊でお馴染みの絡み。「Paradise」からメドレー式に「Nothing Can Come Between Us」へ繋がるが、アデュは裏へ引っ込んでしまい、オズボーン&モムレルがステージを引き継いでいる様子が確認できる(「Nothing」はイントロまでしか見られないのだが、多分、オズボーン&モムレルが歌い、その間にアデュが黒ベストから白ドレスに着替えている)。「Pearls」は他のメンバーの姿が見えず、完全にアデュのひとり舞台。ヴォーカルのテンションが凄まじい(背後にビッグバンのような爆発イメージが映し出されるのはこの曲だった)。アンコール「Cherish The Day」では、朱色ドレスのアデュが摩天楼の天辺で歌う。これも透明スクリーンが使われ、ステージいっぱいにマンハッタンの大展望が広がる。モノクロ映像とドレスの朱色の対比が美しい。

 アデュの衣装で見ていくと、ショウは4部構成で捉えることができる。まだ全曲を映像で確認できていないので推測の部分もあるが、以下の流れでほぼ間違いないだろう。

第1部:愛の戦士(「Soldier Of Love」~「In Another Time」)
第2部:タキシード(「Smooth Operator」~「Nothing」)
第3部:白ドレス(「Morning Bird」~「By Your Side」)
第4部:朱色ドレス(「Cherish The Day」)

 ちなみに、上に掲載したアンプラグド風の写真(デンマンがアップライト、マシューマンがサックスを演奏している)は、戦士ルックのアデュの格好から、「In Another Time」だということが分かる。

 ツアーについては、情報を随時更新する専用エントリーを作ってフォローしていく予定。




Soldier Of Love Tour [2011]
Soldier Of Love Tour on YouTube

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