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Dancing With The Stars [April 2010]


DANCING WITH THE STARS
Broadcast: 13 April 2010 (US)
Performance: Babyfather / The Sweetest Taboo
Personnel: Sade Adu (vocals), Stuart Matthewman (guitar), Andrew Hale (keyboards), Paul S Denman (bass), Ryan Waters (guitar), unknown (drums), Leroy Osbourne (backing vocals, guitar), Tony Momrelle (backing vocals), unknown girls (backing vocals)

 『SOLDIER OF LOVE』からの第二弾シングル「Babyfather」のプロモーションのため、シャーデーは'10年4月半ばにアメリカで3つのテレビ番組に出演した。1本目のNBC〈Tonight Show with Jay Leno〉に続き、2本目はABCの社交ダンス選手権番組〈Dancing With The Stars〉。この番組ではメインのダンス選手権の合間に音楽ゲストが迎えられ、番組の出演ダンサーたちと(強引に)共演するのがひとつのお約束になっている。シャーデーもダンサーのパフォーマンス付きで「Babyfather」「The Sweetest Taboo」の2曲を披露した。


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 番組前半でまず「Babyfather」のパフォーマンス。メンバーは前日の〈Tonight Show with Jay Leno〉出演時と同じ全10名。シンプリー・レッドの解散ツアーのためバンドを離脱したピート・ルウィンソンに代わり、スキンヘッドの謎の黒人がドラムを担当。バック・ヴォーカルとして、「Babyfather」ヴィデオに出演した少女2人も参加している(3本のテレビ出演の内、この番組だけ2人の立ち位置がなぜか逆)。アデュは白いショート・ジャケット+ロング・スカートという出で立ち。演奏はイントロを短縮したカラオケで、ヴォーカルのみ生。見所はやはりダンスの演出ということになる。

 シャーデーが演奏するバンド・スタンドの前で、この時の大会出場者であるChelsie HightowerとDamian Whitewoodの白人男女ペアがルンバ風の情熱的な社交ダンスを披露する。もちろん曲に合わせて踊ってはいるのだが、これがシャーデーのパフォーマンスと合っているかと言うと、超微妙だ。「Babyfather」は母親が父親との馴れ初めを娘に話して聞かせる歌なので、男女ペアがロマンチックに踊っても決しておかしくはないのだが……。別に「Babyfather」で踊らなくてもいいじゃん(笑)。この番組の音楽ゲスト・コーナーは大体いつもこういう感じで、どんなアーティストのどんな曲でも、強引に踊って勝手に盛り上がってしまう。この“何でもあり”なところが、いかにもアメリカという感じである。

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わけ分かんね~

 「Soldier Of Love」のプロモーションでこの番組に出ていれば、特別にダンサーを集めてMVの軍隊ダンスを生で再現することもできたかもしれない。「Babyfather」で出演してしまったのが何とも残念である。

 「Babyfather」はともかくとして、シャーデーの音楽とダンスの相性は決して悪いものではない。'11年ツアーでも3曲でダンス映像が使われているし、アデュもこういう演出は好きなはずである。今になってこのテレビ映像を振り返ると、この番組に「Love Is Found」で出演したら最高だっただろうな、とつくづく思う。「Love Is Found」はヒップホップと「Espana Cani」を混ぜたような曲である。〈Dancing With The Stars〉だったら、シャーデーの演奏に合わせて男女ペアがそのままパソドブレを踊ればいいのだ。素晴らしいパフォーマンスになったと思うのだが。


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 番組の後半、シャーデーは「The Sweetest Taboo」で再登場。アデュは赤いショート・ジャケット+黒パンツ、オズボーン&モムレルの2人も「Babyfather」用の白黒シャツから普通の黒シャツに着替えている。バック・ヴォーカルの少女2人はもちろん不在。今度は生演奏のようだ(急なフェイドアウトで終わるので、もしかするとオケだけ事前録音かも)。'10年2~4月のアルバム宣伝期間のテレビ出演で旧レパートリーが披露されたのはこの時だけである(ワンダ・サイクスの番組でアデュが「Smooth Operator」を一節だけ歌ったのを除く)。

 シャーデーのパフォーマンス自体はごく普通。注目はやはりダンスである。今度は4人の黒人男性ダンサーが登場し、曲に合わせてジャズ・ヒップホップ調のダンスを披露する。「The Sweetest Taboo」はダンサブルな曲なので、「Babyfather」に較べれば遙かに違和感は少ない……が、これもやっぱり微妙~(笑)。この官能的なラヴ・ソングで、なぜ野郎の群舞なのか。むしろ、この曲で男女ペアがルンバを踊った方が良いのではないだろうか。4人のダンス自体はカッコいいし、振付も結構きちんと考えられているのだが……。これもやはり「Babyfather」同様、強引に共演している感が否めない。

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ダンス好きのアデュ

 “シャーデー+ダンスの生パフォーマンス”という実に面白い企画なのだが、選曲や演出がちぐはぐで、結局、意味不明な珍パフォーマンスになってしまったのが惜しい。もっとも、こういう変なものが見られるのもテレビ出演ならではの醍醐味である。


踊らなきゃ損?

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〈Dancing With The Stars〉で「Tightrope」を熱演するジャネル

 余談だが、シャーデーの出演から約半年後の'10年9月28日、ジャネル・モネイもこの番組に出演していた。曲は「Tightrope」。ダンスはもちろん自前。同曲ヴィデオに出演していた3人のダンサーも登場し、非常に熱いパフォーマンスが繰り広げられた。これは文句なしに最高である。

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〈Dancing With The Stars〉で「Weight of My Mistakes」を熱唱するシール

 ジャネルが出演した'10年9月28日の回には、実はシールも一緒に出演していた。曲は「Weight of My Mistakes(我が過ちの重み)」。4人のセクシーな白人女性ダンサーがシールの歌を無闇に盛り上げる。ほとんどギャグにしか見えない。この無理やり加減が最高だ。
 この番組はいつもこういうふざけたことをやっているわけではない。シールは'07年10月9日にも同番組に出演し、「Kiss From A Rose」を歌っているのだが、そちらでは男女ペアが曲にマッチしたエレガントな踊りを披露していて、なかなかいい感じのパフォーマンスになっている。

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