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Estelle @ Billboard Live TOKYO 2012



 エステルのコンサートを観た。
 
 '80年1月18日生まれ(シャーデーと2日違い)のロンドン出身のR&B歌手。'04年『THE 18TH DAY』でアルバム・デビュー。'08年、ジョン・レジェンドのバックアップを受け、Atlantic傘下の彼の新興レーベル、Home School Recordsから発表した2nd『SHINE』で世界的にブレイク。そこからの2ndシングル「American Boy」(ウィル・アイ・アム制作、カニエ・ウェスト共演)は世界中で大ヒットを記録し(全米9位/全英1位)、グラミーでは最優秀ラップ・コラボレーション賞を受賞した他、年間最優秀楽曲賞にもノミネートされた。今回は'12年2月末に発表された3rd『ALL OF ME』を引っ提げての待望の初来日公演である。

 私は4年前、2nd『SHINE』──というか、先行シングルだった「Wait A Minute (Just A Touch)」──を聴いた時点で彼女のファンになった。イギリス女子のアメリカ男子との出逢いを歌った代表曲「American Boy」が象徴的だが、エステルの音楽は、イギリス的なクールで雑多なR&B感覚が程良くアメリカナイズされている点に大きな魅力がある。レゲエ、ヒップホップ、エレクトロにレトロ・ソウル風味が絶妙にまぶされ、ジョン・レジェンドが大いにペンを振るった佳曲が並ぶ『SHINE』は本当に聴く人を選ばない素晴らしいバランス感を持った名盤で、私は今でも愛聴している。歌と同時にラップもこなすエステルの柔軟な歌唱スタイルも魅力的だが、私は特に彼女のややハスキーな声質と、微妙に掠れるような(あるいは、風邪で鼻づまり気味のような)独特の歌い方が好きだ。どこかふてぶてしくて性格が読めなさそうなクールな佇まいもロンドンっ子っぽくて(?)良いのである。ロンドン五輪開幕直前の7月末、世間よりも一足先にロンドンの熱気を感じるべく(関係ない)、私はビルボード・ライヴ東京へ出向いた。


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開演前のステージ(後ろのガラス窓は開演時に黒いカーテンで覆われる)

 ビルボード・ライヴ大阪/東京で3日間、計6公演行われた今回の来日公演。私が観たのは最終日、7月26日の2ndステージ。客の入りは7〜8割程度で、思ったほど盛況ではなかった。自由席(ステージ前のフロア)と上段のカジュアル席は大体埋まっていたが、中段の両サイドにあるソファ席はガラガラで、それぞれ1組しか入っていなかった。『SHINE』発表時だったらもっと入ったのだろうが(実は'08年7月に来日公演が予定されていたが、中止になった)……ここらへん、ちょっと旬を過ぎてしまっている感じは否めない。それでも、綺麗めなおネエちゃん率は結構高かった(そのアーティストの旬の度合いは、コンサート会場にどれだけ綺麗めなおネエちゃんが集まるかで大体分かると思う。おっさんしか来なくなったら、そのアーティストは終わりである)。

 定刻を18分過ぎた21時48分、“トーキョー、準備はいいか、Make some noise! グラミー受賞シンガーソングライター、エステル!”というバック・メンバーの煽りで主役入場。BGMはビッグ・バンド伴奏でダイナ・ワシントンが歌う'50年代録音の華やかでノスタルジックな「All Of Me」(もちろん最新アルバム表題に掛けている)。黒い膝上丈ワンピース姿のエステルは思った通りスレンダー。頭はゴールドの模様が入った黒ターバンで綺麗に巻かれていた。マブい。全くもって、マブい、としか形容しようがない佇まいである。

 エステルのカウントで始まった1曲目は2nd収録、シーローとの共演曲だったモータウン風の「Pretty Please (Love Me)」(オリジナルよりテンポが上がっていた)。これは単なる挨拶代わりで、1分ほどでジャネル・モネイ共演の新譜収録曲「Do My Thing」へなだれ込んだ。分かりやすい'60年代ロッキン・ソウル調の曲で(ジャネルの「Tightrope」「Many Moons」などと同系統のサウンド)、オープニングを盛り上げるには打ってつけのナンバーだ。

 ステージには、向かって左端に女性バック・ヴォーカル2名、中央にDJと鍵盤、右端にベース(全員黒人)。エステルを含め、6人とも黒ずくめのファッション。ターンテーブルと鍵盤の前には“ESTELLE”というゴールドのアーティスト・ロゴが入った黒い布が掛けられている(上の会場写真参照)。エステルのターバンと合わせ、ステージのヴィジュアルは完全にブラック&ゴールドで統一されている。

 生演奏される楽器は鍵盤とベースのみで、それ以外の音はすべてラップトップとターンテーブル。音量はデカかったが、音像に立体感がなく、平面的で団子状態のサウンドはお世辞にも良いとは言えなかった。シーケンス音がデカすぎて、それほど声量があるわけではないエステルの声も埋もれ気味である。この編成と音はちょっと厳しいな……と思いながら観ていると、「Do My Thing」が終わり、そこから矢継ぎ早に弾むような軽快なベースラインが始まった。モータウンが生んだポピュラー音楽史上最も有名なベースラインのひとつ。このベースのイントロに乗って、エステルが観客たちに立ち上がることを要求しはじめた(この時点でほとんどの観客は座って観ていた)。コンサートで歌手が観客に立つことを促す場面は決して珍しくないが、エステルは徹底していた。“さあ、みんな立って。私は待つわよ”。全員が立ち上がるまで彼女は絶対に歌おうとしない。場内を隈無く見回し、座っている観客を探しながら、“そこの2人、スタンダップ”、“はい、後ろのあんたたち、スタンダップ”、“そこの上のあなた、スタンダップ。待ってるわよ〜。ほら、スタンダップ”。中には、座って観るのも自由だろ、とばかりに意地でも立とうとしない人もいたが、エステルはにこやかに、しかし、異様なしぶとさで最後のひとりが立ち上がるまでこの要求を続けた。時間にして2分強、遂にエステルは、文字通り場内の観客全員を立ち上がらせることに成功した(!)。要するに、これはコンサートではなく、パーティーだということだ。“パーティー”という名目で観客を盛り上げようとする歌手は多いが、それをここまで徹底した人は初めて見た。やるな、エステル。

 観客全員が参加したところで、長らく続いていたベースラインに乗ってようやくエステルが歌い出す。スプリームズ「You Can't Hurry Love」である。オリジナルに忠実な何の変哲もないカヴァーだったが(コピーバンド・レベルと言ってもいい)、それまで遠目にステージを眺めていた私の傍観者意識はこの時点で劇的に変わっていた。何が何でもみんなで楽しむ!という熱意にやられたのだ。完全にエステルの勝ちである。

 '60年代調でまとめた序盤に続いて、今度は2ndから「No Substitute Love」「Come Over」というレゲエ調の緩やかな2曲が連発される。2ndの大ファンの私にはたまらないメドレーだ。「Come Over」の後半、エステルがステージのすぐ脇の席でノリノリだった若い白人男性客を招き入れて踊らせ、次の曲に入ると同時に、今度は男性をステージ中央の椅子に座らせた。“私に触っちゃダメよ!”と釘を刺しつつ、男性が座る椅子の前で中腰でセクシーに身体を揺らしながら歌うエステル(彼女は男性を背にして客席の方を向いており、二人羽織のような状態になっている)。ベースと鍵盤だけの伴奏で彼女が歌い始めたのは、ボブ・マーリー「Is This Love」。近年、どういうわけか、マラ・ルビー Mara Hruby、コリーヌ・ベイリー・レイらネオソウル系の美人歌手に相次いで取り上げられている名曲である(特にマラ・ルビーのカヴァーはヴィデオも含めて最高だった)。ステージに上げられた白人男性客はきちんと空気の読める男で、途中で適当に頃合いを見計らって自ら客席に戻るのだが、こいつはイジれる、とエステルは思ったようで、再びステージに呼び戻し、“この曲知ってる?”と確認した上で男性にマイクを向けてサビを歌わせた。見事に歌って会場を盛り上げたこの白人男性客には敢闘賞を上げたい(最後にエステルに名前を訊かれ、“アレックス”と答えていた)。

 レゲエ・コーナーですっかり和やかな雰囲気になったところで、エレクトロニックなアップビートが始まる。やけに聞き覚えのあるメロディを歌うエステル。これ何だっけ?と思っているうちにサビに突入。なんと、マドンナ「Borderline」。ワンコーラス終わったところで、そのまま一気にデヴィッド・ゲッタ制作のエレクトロ・アッパー・チューン「Freak」に突入。エレクトロ+アフロビートなディバンジの最新ヒット「Oliver Twist」を挟んで観客を煽り(デニス・フェラー「Hey Hey」の“I heard you say Hey! Hey!”のコーラスを挿入して更に煽る)、そこからデヴィッド・ゲッタのアルバム客演曲だったアンセミックな「One Love」へ繋いで盛り上がりは最高潮に。そして、クラブ乗りの勢いを保ったまま、シングルにもなった最新曲「Back To Love」へ続く。アリシア・キーズ『THE ELEMENT OF FREEDOM』にも通じる'80年代テイストが漂う曲で(“オッオッオッ……”というリフレインはちょっと「No One」っぽい)、キャッチーなメロディは非常にライヴ映えがしていた(こういう曲こそフルバンドで聴きたい)。怒濤のメドレーを締め括ったのは、失恋バラードの最新曲「Thank You」。これはビートレスにしてエレクトロニックなシンセ音を敷き詰めた全くの別アレンジだった。シンセがうるさくてエステルの切々とした歌唱があまり引き立てられていなかったのは残念だが、それまでのクラブ・モードの流れにはマッチしていた。

 個人的に普段あまり好んで聴くタイプのサウンドではないのだが、私は「Freak」という曲がえらく好きだった(単にサビに引用されているソウルIIソウル「Back To Life」がカッコいいだけかもしれないが……)。'10年2月にこの新曲を初めて聴いた時は“エステル、キター!”という感じで新譜への期待に胸を膨らませてしまったのだが(同時期にケリスも『FRESH TONE』で全く同じ方向へ進んでいた)、それから2年後、度重なる延期の末に発表された『ALL OF ME』では、結局、そこまでドラスティックなエレクトロ〜ハウス路線は見られず、『SHINE』を更にアメリカ寄りにして手堅く纏めたような想定内の内容に、私はちょっと肩透かしを喰らったような気になってしまったのだった。「Freak」を呼び水にした今回のショウの中盤のアグレッシヴなパートは、アルバムでは抑え気味だったエステルのポテンシャルの一端が存分に発揮されていて面白かった。

 オープニングからノンストップで続いてきたパーティーは、「Thank You」が終わったところでようやく一息ついた。いつの間にか座っている一部の観客を見つけて、エステルは透かさず“はい、スタンダップ”。脱落者にひとりひとり呼びかけながら、ここでもまた全員をしっかりと立たせた(笑)。

 終盤戦は最新曲「International (Serious)」からスタート。次にザラッとした質感のブレイクビーツが始まり、これに乗ってエステルが歌い始めたのがメアリー・J・ブライジ「Real Love」。これはずっぱまりである。ビートだけでサビ部分のみピアノが入ってくるシンプルなアレンジも良かった。盛り上がったところで、そこから『ALL OF ME』の白眉とも言える名ナンバー「Break My Heart」へ完璧な繋ぎでなだれ込む。これぞR&B、といった怒濤の応酬に場内は更なる盛り上がりを見せた。この2曲が見事に繋がった瞬間が個人的にはこの晩の最大のハイライト。これには鳥肌が立った。

 その後、「Freak」の次に発表された「American Boy」調の単発シングル曲「Fall In Love」(ジョン・レジェンドとナズ、それぞれの共演版が作られた)が披露され、最後はやはりお約束の「American Boy」。この曲は、海外でのライヴだとエステルはヴァース部分も含めてほとんど観客に歌わせてしまうのだが、さすがに日本の観客はついてこられないので、サビ以外はきちんと自分で歌っていた(とはいえ、笑いながらの歌唱でかなりグダグダだったが)。ステージをあちこち動き回りながら最前列の観客に次々とマイクを向けて歌わせたり、“Could you be my love”のリフレインを女性客に合唱させる場面も見られた。これはさすがに大盛り上がりだった。

 ここで本編終了。バンドはステージを去った。事前に海外公演のセットリストを知っていた私はここで大きなショックを受けていた。この2ヶ月くらい前まで、エステルは「American Boy」に続けてジャクソンズ「Blame It On The Boogie」のカヴァーを演り、それで本編を締め括っていたのである。それがこの日は削られた。「Blame It On The Boogie」は私が最も好きなジャクソンズの曲で(厳密には彼らのオリジナルではないが)、マイケルの全キャリアの中でもトップ5に入るくらい溺愛している曲である。エステルのカヴァーは例によってパーティー乗りの単なるコピー状態ではあるのだが、それでも私はこの曲を生で聴くのを楽しみにしていた。時間的に余裕はあったはずなのに、これが披露されなかったのは本当に残念である。

 一度退場したバンドはすぐに再登場し、アンコールが始まった。“最後の公演だからお酒を飲みたいわ。ショットを頂だい”とエステルが言いだし、間もなく会場のバー・カウンターからウィスキーのショットがステージへ運ばれてきた。ショットはバンドのメンバーたちと最前列のラッキーな数人の観客に振る舞われた。ごく一部の観客にしか酒が行き渡らず、“ちょっと、これしかないの?!”とエステルは残念そうだったが、ともかく会場の全員で乾杯。その間、鍵盤奏者はニーナ・シモン「My Baby Just Cares For Me」の小気味良いピアノ・リフを延々と弾き続けていた。乾杯が終わると、スウィングのピアノ・リフに乗ってエステルが女性客にヒップ・ダンス(腰を振りながら上下に動かす)、男性客に簡単なダンス・ステップ(左右に2回ずつ足を踏む)を教示。いい雰囲気になったところで実際に彼女は「My Baby Just Cares For Me」を歌い始めた。ニーナ・シモンのこの代表曲は'87年にイギリスでシャネルの香水CFに使用されてリバイバル・ヒットしたため、イギリスでは特によく知られた曲である。これがレパートリーに入っていることを私は事前に知らなかったので、これは嬉しいサプライズだった。これもほんの余興的なパフォーマンスに過ぎなかったが、鍵盤奏者とのコミカルな掛け合いで観客を楽しませた。

 観客に謝辞を述べた後、エステルのパーティーはポジティヴな最新曲「Wonderful Life」で晴れやかに締め括られた。終演は22時56分。立ちっぱなしの約68分のショウだった。


 僅か1時間強で19曲。今回のエステルのショウは“聴かせる/見せる”ものではなく、観客が参加して一緒に楽しむことを前提とした、飽くまでパーティー乗りのものだった。音源に多くを頼るパフォーマンスは、クラブ〜ヒップホップ系アーティストのそれに近い。1曲1曲を丁寧に聴かせるのではなく、誰もが知っている有名曲のカヴァーを織り込みつつ、シームレスに次々と色んな曲を繰り出して終始場内を沸かせた(コール&レスポンスも多かった)。エステルが徹底して観客をショウに参加させた点も良かった。イメージ以上に気さくでヴァイタリティ溢れる彼女のキャラクターも魅力的だ。これはこれで悪くなかったし、普段は座ってまったりショウを楽しむことが多い私も、おかげで十分に楽しむことができた。

 ただ……本音を言うと、私はエステルにはフルバンド編成でもっとじっくり聴かせてもらいたかった。

 私が彼女のファンになったきっかけは、最初に書いた通り、2ndからの先行シングル曲「Wait A Minute (Just A Touch)」だった。この曲はスレイヴ「Just A Touch Of Love」(1979)をサビに引用しているが、もうひとつ、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス「I Put A Spell On You」(1956)をサンプリングしている。スクリーミン・ジェイのこの曲は実は私の終生のフェイバリットで、これをネタに使っている曲に私は昔から目がない。それまで「I Put A Spell On You」ネタ曲の最高峰はLLクールJの「LL Cool J」(2000)だったのだが、「Wait A Minute (Just A Touch)」はそれに肩を並べた(当ブログ比)。オリジナルの良さを生かすウィル・アイ・アムの音楽愛溢れるサンプリング・センスが私は好きだ(「I Put A Spell On You」ネタ曲としては、ルーペ・フィアスコ「Knockin' At The Door」も良い。ほとんど替え歌状態だが、ザ・ヘヴィー「Sixteen」も最高)。でもって、'07年の発表当時、イギリスの音楽番組〈Later with Jools Holland〉で披露されたこの「Wait A Minute (Just A Touch)」のライヴ・パフォーマンスが凄まじかった。フルバンドを従えたその殺人的にクールなパフォーマンスを観て、私は完全にエステルの虜になってしまった。要するに、私はこれを生で喰らいたかったのである。

 今回のツアーで「Wait A Minute (Just A Touch)」がセットリストから外れていることを私は事前に知っていた。なので、その点に関しては特にショックや不満はなかったのだが(最大のショックは「Blame It On The Boogie」がなかったことだ)、全体的なサウンドに対する物足りなさはどうにも否定しようがない。生バンドであればエステルの歌唱ももっと説得力を増すだろうし、「Freak」のようなクラブ寄りのサウンドも機械+人力でいくらでも面白い展開があり得ると思うのである。次回来日する時は、フルバンドで是非とも“ガチなエステル”を聴かせて欲しい。


00. Intro: All Of Me (Dinah Washington's record)
01. Pretty Please (Love Me)
02. Do My Thing
03. You Can't Hurry Love (The Supremes)
04. No Substitute Love
05. Come Over
06. Is This Love (Bob Marley)
07. Borderline (Madonna)
08. Freak
09. Oliver Twist (D'banj) incl. Hey Hey (Dennis Ferrer)
10. One Love
11. Back To Love
12. Thank You
13. International (Serious)
14. Real Love (Mary J. Blige)
15. Break My Heart
16. Fall In Love
17. American Boy
-encore-
18. My Baby Just Cares For Me (Nina Simone)
19. Wonderful Life

Billboard Live Tokyo, July 26, 2012 (2nd show)
Personnel: Estelle (vocals), Javad Day (keyboards), Thomas Johnson (bass), DJ Toure (turntables), Tawny Dolley, Charlie Vox (backing vocals)

Estelle: "All Of Me" Japan Tour 2012
July 23 - Billboard Live Osaka (2 shows)
July 25 - Billboard Live Tokyo (2 shows)
July 26 - Billboard Live Tokyo (2 shows)

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