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タイムマシンの歴史



1855年(安政2年)──江戸の発明家、キテレツ斎が航時機(タイムマシン)の製造法を『奇天烈大百科』に記す。但し、20世紀半ばに発明される“戸乱辞須太(トランジスタ)”を材料に使うため、現物の製造には至らず。

1867年11月5日(慶応3年)──米軍艦エイブラハム・リンカーン号が、捜索中だった謎の海洋生物と太平洋上で接触。リンカーン号に乗艦していたピエール・アロナックス教授ら3名が海に投げ出され、謎の海洋生物に収容される。巨大海洋生物の正体は、秘密裏に製造された潜水艦ノーチラス号だった。

1893年11月5日(明治26年)──英国の作家、H・G・ウェルズが、自らの製造したタイムマシン、アルゴ号で86年後の1979年11月5日へ渡る。アルゴ号の海洋生物風の造形は、潜水艦ノーチラス号に想を得たものだった。

1895年(明治28年)──H・G・ウェルズが小説『タイム・マシン(The Time Machine)』を発表。同年、エイミー・キャサリン・ロビンズと結婚。

1899年12月31日(明治32年)──英ロンドン在住の発明家、H・ジョージ・ウェルズが、自らの製造したタイムマシンで802701年10月12日へ渡る。マシンの造形は艝(そり)を模していた。

1900年1月5日(明治33年)──H・ジョージ・ウェルズが802701年から帰還。同日、再びタイムマシンで旅立つ。

1951年(昭和26年)──日本の漫画家、手塚治虫の仕事部屋に、天馬博士の作ったロボットが、お茶の水博士の作ったタイムマシンに乗って21世紀の未来からやって来る。手塚はその姿を見て、雑誌『少年』に掲載される新たな連載漫画の主人公の顔を描く。

1955年11月5日(昭和30年)──米カリフォルニア州ヒル・バレー在住の発明家、エメット・ブラウン博士が、時間旅行を可能にする次元転移装置(Flux Capacitor)の原理を発見。同日午前6時、彼の製造したデロリアン型タイムマシンに乗って、30年後の1985年10月26日から高校生のマーティ・マクフライがやって来る。

1955年11月12日(昭和30年)──午後10時4分、マーティ・マクフライがデロリアン型タイムマシンで1985年10月26日へ帰還。

1974年8月29日(昭和49年)──日本の小学生、木手英一が『奇天烈大百科』をもとに航時機を製造し、120年前の1854年(安政元年)へ渡る。到着直後に故障した航時機は、2ヶ月後にキテレツ斎によって修理され、英一は無事に1974年へ帰還する。

1979年11月5日(昭和54年)──午前11時15分、H・G・ウェルズがアルゴ号で1893年11月5日の英ロンドンからやって来る。米カリフォルニア州サンフランシスコに到着し、銀行員のエイミー・キャサリン・ロビンズと知り合う。

1979年11月10日(昭和54年)──午前0時過ぎ、H・G・ウェルズがエイミー・キャサリン・ロビンズを連れてアルゴ号で19世紀へ帰還。

1985年10月26日(昭和60年)──午前1時20〜21分、エメット・ブラウン博士が自らの製造したデロリアン型タイムマシンの試用実験に成功。午前1時35分、同マシンに乗って友人のマーティ・マクフライが1955年11月5日へ渡り、午前1時24分に帰還。同日未明、ブラウン博士が2015年10月へ渡り、改良した同マシンで午前10時台に帰還。数分後、ブラウン博士、マーティ、その恋人ジェニファー・パーカーの3人で再び2015年10月へ向かう。

2015年10月21日(平成27年)──午後4時29分、エメット・ブラウン博士、マーティ、ジェニファーの3人が、デロリアン型タイムマシンに乗って30年前の1985年10月26日からやって来る。


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20000 Leagues Under the Sea (1954)
Directed by Richard Fleischer


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The Time Machine (1960)
Directed by George Pal


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鉄腕アトム〜タイムマシンの巻(1964)
手塚治虫


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キテレツ大百科〜片道タイムマシン(1974)
藤子不二雄


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Time After Time (1979)
Directed by Nicholas Meyer


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Back to the Future (1985)
Directed by Robert Zemeckis



エメット・ブラウン:君もジュール・ヴェルヌを読んだのかい?
クララ・クレイトン:彼の大ファンよ。
エメット・ブラウン:私もだ。『海底二万里』が一番好きでね。子供の頃に初めて読んだ時は、ネモ船長に会いたいと思ったものさ。
クララ・クレイトン:冗談でしょ、エメット。子供の頃だなんて……ほんの10年前に出版されたのに。
エメット・ブラウン:いや、その……つまり、子供のような気分になったということさ。

(『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』/1990)

※ジュール・ヴェルヌ『海底二万里(仏題:Vingt mille lieues sous les mers/英題:Twenty Thousand Leagues Under the Sea)』(1870)で、主人公のピエール・アロナックス教授らがネモ船長の潜水艦ノーチラス号に遭遇する日付は、ディズニー製作の'54年映画版では“1868年12月8日”だが、ヴェルヌの原作では“1867年11月5日”。『タイム・アフター・タイム』でH・G・ウェルズがタイムスリップする日、そして、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でエメット・ブラウン博士が次元転移装置の原理を思いつく日がいずれも“11月5日”であるのは、決して偶然ではなく、歴史的必然と言うべきだろう。それにしても、エメット・ブラウン博士の100年も前にタイムマシンを発明していたキテレツ斎さまは偉大すぎる。マシンの造形(木製!)も素晴らしい。彼は日本が世界に誇るべき発明家だ。


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TO BE CONTINUED...



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