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お宝発見? 山口百恵のモーニング・カップ

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 山口百恵に関するエントリーを書いて以来、このブログ閲覧者の過半数が百恵ファンになっている。30年前に引退した歌手が、今でも多くの人々の関心を引き続けていることを実感すると同時に、日本における百恵ファンとシャーデー・ファンの数の違いというものも痛感させられる(苦)。さすが伝説の歌姫、山口百恵。

 一応、彼女に関する記述は一段落ついたのだが、せっかく訪れてくれている百恵ファンのために、今回はひとつ、いまだかつて誰も語ったことがないであろう、ウルトラ・マニアックな小ネタをカマすことにしたい。

 テーマは、山口百恵のモーニング・カップ(画像参照)。
 ハ? という人も多いと思うので、きちんと説明しておこう。
 
 これは山口百恵が今から30年前に愛用していたカップである。'79年3月30日放映、篠山紀信のスチールで構成されたNHK特集『山口百恵 激写/篠山紀信』(DVD化済み)の中で紹介されている。その特番内に、当時彼女が日常的に使用していた様々なグッズが写真で紹介される「百恵の日用品」というコーナーがあり、靴、アクセサリー、眼鏡、文房具、歯ブラシ、愛読書、愛犬などに混じって、このモーニング・カップが登場するのである(紹介される全21点の一覧はこちら)。

 現役時代の山口百恵がプライベートで使用していたこの貴重なカップ。これが一体どうしたか、というと、ここからがすごい話なのだ。

 実は私、この百恵ちゃんのモーニング・カップを持っているのである。


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ジャーン! これが山口百恵のモーニング・カップだ!

 トップの画像とじっくり見比べて頂きたい。正真正銘、山口百恵のモーニング・カップである。
 これを私は百恵本人から貰ったわけではないし、百恵宅に忍び込んでかっぱらってきたわけでもない。実際に山口百恵が使用していたものではなく、飽くまでそれと同じメーカーの同じ型のカップということである。

 これを私は一体どこで見つけたか?
 
 実家の食器棚の中(笑)。
 
 このカップがいつから家にあったのかはさっぱり分からない。恐らく昔、引き出物か何かで余所から貰ったものなのだろう。普段は使用されていないカップで、客人用の予備としてずっと食器棚に仕舞われていたのを私が最近になって見つけたのだ。

 百恵ファンになってから間もなく、私は先述した『山口百恵 激写/篠山紀信』のDVDを購入した。最初は気付かなかったが、何度目かにこれを観た時、「百恵の日用品」に出てくるモーニング・カップにどことなく見覚えがあるような気がした。そこである時、これをしっかり検証するべく、心当たりのあった食器棚のカップを持ち出し、DVDの静止画とじっくり見比べてみたのである。結果はビンゴ。それは、まさしく山口百恵のモーニング・カップだったのだ。

 私が百恵ファンになったのは'08年の秋。このカップはその遥か前から家の食器棚の中にひっそりと仕舞われ、私に発見される日を待っていたというわけである。


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 カップの中にワンポイントで柄が入っているのが大きな特徴。右手でカップを持った時、正面に柄が見えるようになっている(手前側に柄はない)。

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 ソーサーの真ん中には樹木が描かれている。これが正面から見た図だが、「百恵の日用品」で紹介される写真では、よく見るとソーサーが右90度に回転した位置になっているのが分かる。

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 私の家には百恵ちゃんのモーニング・カップが3客もある。
 いいでしょー、と自慢してみる。

 私はこれを百恵ファンにプレミア付きで売ってもいいのだが、根が善人である私はそんなことはしない。このブログに辿り着いたラッキーな百恵ファンのあなただけに、ここでこの百恵ちゃんカップのメーカーを特別に教えることにしたい。

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 メーカーは写真の通り。
 1908年創業のテーブルウェアの老舗、ニッコーの商品である。
 
 ニッコーのウェブショップで調べてみたところ、ミングトゥリーというカテゴリーで同種類のデザインの食器が色々出てきたが、百恵のモーニング・カップと全く同じものは見当たらなかった。

 もう製造されていない商品かと思いきや、更に調べてみたところ、なんと、実はこれが現在も入手可能であるということを私は突き止めた(偉い!)。ここでは以下の2つの販売サイトを紹介しておく。

百恵カップ@楽天市場
百恵カップ@食器.jp

 カップ&ソーサー1セットで1418円。かなりのお手頃価格である。さすが庶民的アイドル、山口百恵。ちっとも高級品でないところがいい。

※食器.jpのページでは、505-AA00(6客セット)、505-2000(碗)、505-2001(受皿)が百恵カップに当たるが、そのすぐ下にある505-AA08(6客セット)、505-2080(碗)は、カップが微妙に異なるデザインなので要注意(受皿は同じ)。この食器.jpのページ、検索でたまたま見つけたのだが、現時点ではサイト内のリンクがいくつも死んでいるので、まともに営業しているかは不明。

 というわけで、結局、お宝でも何でもなかった山口百恵のモーニング・カップ。
 しかし、偶然ながらもこの商品を特定してしまった私は、我ながらちょっとすごいと思う。
 
 さあ、あなたも百恵ちゃんとお揃いのカップで熱いミルクティーを飲んでみませんか?
 
 
 せっかくなので、ついでにちょっと音楽的な話も。
 「百恵の日用品」でBGMに使われている曲「喰べられてしまった貘」(作詞・阿木燿子/作曲・芳野藤丸/編曲・大谷和夫。'79年4月1日発売『A FACE IN A VISION』収録)は、阿木燿子、篠山紀信、編曲家の萩田光雄、NHKの鈴木誠一郎、その他、レコーディング・スタッフらがお遊びでバック・ヴォーカルに参加した愉しい作品。NHK〈みんなのうた〉を意識したような童謡チックな作風だが、面白いのは、この曲に漂っているほんわかムードが非常にリンゴ・スターくさいこと。恐らくこの曲は、同様にビートルズの友人やスタッフらが録音に参加した「Yellow Submarine」(1966)、あるいは、その続編的な「Octopus's Garden」(1969)に触発されている。ディレクター川瀬泰雄の趣味により、百恵作品にはビートルズ的な意匠が所々に散りばめられているが、「喰べられてしまった貘」もその好例と言えると思う。



山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 1)
山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 2) ~『横須賀から来た女』
山口百恵 Momoe Yamaguchi (part 3) ~『VITA SEXUALIS』

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