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足は口ほどに物を言う



 突然ですが、クイズです。これは誰の足でしょう?



『トップ・ハット』のクレジット場面

 答えは、フレッド・アステア。古典ミュージカル映画が好きな人はすぐにピンと来たかもしれない。写真は1940年頃に宣材として撮影されたもの。私がトリミングしたわけではなく、最初から足もとだけを撮った写真である。足だけで立派なポートレート写真になってしまうのだからすごい。アステアの代表作『トップ・ハット』(1935)冒頭のクレジット場面には、彼が同じように足を4の字に交差させる印象的なショットが登場する。このエレガントな足ポーズはアステアのトレードマークのようなものだ。



シングル「Dirty Diana」('88年4月18日発売)

 今から28年前の今日、『Bad』から第5弾シングルとして発売されたマイケル・ジャクソンの「Dirty Diana」。そのジャケット写真で、マイケルは足を4の字に交差させている。当時、彼は映画『バンド・ワゴン』(1953)の「Girl Hunt」を引用した音楽ヴィデオ「Smooth Criminal」を制作し、フレッド・アステアを非常に強く意識していた。このジャケット写真も、もしかするとアステアへのオマージュの表明かもしれない。

 マイケル・ジャクソンもまたアステアと同じく、足もとを見ただけで誰だか一発で判別できる稀有なダンサーだった。その彼が自分の足を使って無言でアステアに敬意を表している……そう思うと、ちょっと目頭が熱くなってくる(前回記事“熱闘! ジャンケン・ジャケ”でこのジャケットを“チョキ”として取り上げたとき、私はハタとこれに気づいた)



 ところで、「Dirty Diana」が発売された“4月18日”。この日付には、実はもっと重要な意味がある。今からちょうど20年前の'96年4月18日、東京でひとりの偉大なミュージシャンが急死した。黒人音楽ファンなら誰でも知っている人物だ。次回はその人物と、もうひとり、10年前の'06年に亡くなった偉大なダンサーを偲んで、両者が共演した名曲を紹介することにしたい。

TO BE CONTINUED...



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